住まいのお金 3プラン比較住宅ローン・購入時期シミュレーター

借りられる額より、返せる額

その予算、暮らしを守りながら返せる?

年収倍率ではなく、手取り・維持費・手元資金・定年後から、わが家の上限を逆算します。

住宅予算約5分最終確認 2026年8月17日

住宅模型と家計資料を前に、無理のない住宅予算を一緒に考える若い二人のイラスト
予算は物件価格からではなく、これからも続けたい暮らしから考えます。

住宅ローン審査に通る金額と、教育費・老後資金・日々の生活を守りながら返せる金額は同じとは限りません。家計のキャッシュフローから予算を逆算します。

「借りられる額」と「返せる額」は別

フラット35では、年収に占めるすべての借入れの年間合計返済額の割合について、年収400万円未満は30%以下、400万円以上は35%以下という基準があります。ただし、これは利用条件であり、各家庭にとって快適に返せる上限を示す数字ではありません。

同じ年収でも、子どもの人数、車の有無、働き方、家族の年齢、毎月の生活費、確保したい貯蓄は異なります。まず額面年収ではなく、税・社会保険料を差し引いた手取り収入から考えます。

住宅予算を決める5ステップ

予算を決める5つの視点

  1. 01手取り

    育休・転職・定年後も置く

  2. 02暮らし

    生活費と積立を先に残す

  3. 03維持費

    税・保険・修繕も住居費

  4. 04手元資金

    頭金後の防衛資金を守る

  5. 05ストレス

    金利上昇と収入低下を試す

1. 手取り月収と、今後変わる時期を置く

現在の世帯手取りだけでなく、育休・時短勤務・転職・定年など、収入が変わる可能性のある時期を整理します。正確な予言ではなく、現在・下がる場合・定年後の複数条件を置くことが重要です。

2. 生活費と積立額を先に引く

食費や教育費などの生活費、保険、車、旅行、住宅以外の積立を先に確保します。残った範囲が住居費の候補です。現在の家賃を払えていても、同額のローン返済が安全とは限りません。

3. ローン以外の住居費を足す

購入後は、固定資産税、火災・地震保険、管理費・修繕積立金、戸建ての将来修繕などが必要です。ローン返済と分けて見積もります。

4. 手元に残す資金を決める

頭金を増やすほど借入額は減りますが、病気・失業・転居・家具家電の故障に備える現金も減ります。生活防衛資金を先に決め、諸費用を含めた購入直後の資産余力を確認します。

5. 標準条件と厳しい条件を並べる

現在想定する金利だけでなく、金利が段階的に上がる条件、収入が伸びない条件、維持費が増える条件でも見ます。最も負担が重い年齢の毎月支出と、定年時点の残債も確認します。

予算比較で見るべき4つの数字

確認する数字分かること見落としやすい点
購入時の資産余力頭金・手数料・防衛資金を出した後に残る額頭金を増やしすぎると手元資金が薄くなる
金利上昇時の毎月支出ローンと維持費を合わせたピーク負担当初返済額だけでは見えない
完済年齢と定年時残債収入低下後に残る返済期間を延ばすと残債期間も延びる
完済までの総支出家賃・頭金・利息・維持費を含む長期コスト物件価格や金利だけの比較では不足する

家計の安全性は一つの比率では決まりません。4項目を同じ前提で比較します。

シミュレーターに入れる3案

一度に全部を変えず、差を一つ作る

  • A案:希望する物件価格・頭金・返済期間
  • B案:物件価格を下げ、手元資金を厚く残す
  • C案:頭金または返済期間を変え、金利上昇への耐性を高める

3案を同じ金利ストレス条件で比較すると、買えるかではなく、どの案なら暮らしを守りやすいかを話し合えます。

参考にした一次資料

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